初ものがたり 宮部みゆき

hatumonogatari

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・『模倣犯』とか『クロスファイア』とかいろいろありますが、宮部さんの作品は時代ものの方が好きですねえ。
 
・さて『初ものがたり』。NHKでドラマになってた『本所深川ふしぎ草紙』の茂七親分が主人公です。時間の流れとしましては、『ふしぎ草紙』よりも少しだけ後の話。下っ引き(岡っ引きの助手……というか子分)のメンバーも変わってるし。前の人はあるお店のお婿さんになったみたいですね。
 
・『ふしぎ草紙』は普通の捕り物短編集だったのが、今回は少ーし趣向を変えて、「鰹」「白魚」「柿」「桜」といった江戸っ子の心をくすぐる「初もの」をテーマにした捕物帖となっています。
 
・親分が捜査の袋小路にはまったとき、絶品料理を作りながらさりげなくヒントをくれる謎の稲荷寿司屋のおじさん、拝み屋の少年など脇役も「初もの」にまけず光ってます。寿司屋さんの蕪汁が美味しそうだったなぁ…(ヨダレ)
 
・読後感は「切ない→ほわわ〜ん」。下町に生きる普通の人たちが作り出す、切なくて温かい宮部ワールドを堪能してください。

 でもさー、茂七親分の大好物・白魚の踊り食いについて、「どうも白魚は苦手なんですよ。ああ俺は生き物を食ってる、殺生をしてるってことを、まともに感じちまうんです。」と言う寿司屋のおじさん。白魚が苦手な彼が作る料理「白魚蒲鉾」も結構ビミョーなもんだと思うんですが…。どうなんでしょうか^^;
01
2007
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