amazon・海外ドラマの小説版です。といっても,ストーリーはまったくオリジナル。
・「CSI」とは犯罪科学研究所の略称でして,大雑把に言うと鑑識さんたちがたっっくさんいるところです。ドラマで見た感じ,日本の科捜研よりもいろいろゴージャス…??何よりも外国のドラマだし,アメリカって州により法律まで違うので,どこまで本当の捜査現場に似せてあるのかよくわからないのですが,ベガスもニューヨークも,CSIはすごく予算がある感じです(笑)。
・マイアミはシーズン中はアメリカで1,2を争う雷地帯でして,一発の威力も日本のものとはケタ違いのようです。元爆弾処理班のホレイショがマイアミの雷はやばい,と言ってるんだから相当凄いと思う。今回はそんな雷を扱った案件です。
・「ビーガン(徹底した菜食主義者)」用レストランのトイレで死体が発見され,マイアミCSIのチーフ・ホレイショは現場に急行。死んでいるのは男で,着ていた服は裂け,顔にはやけどを負っていました。信じがたいことに,男はトイレで雷に打たれて死んでいたのです。レストランの従業員たちが言うように,この雷は神の怒りなのか,それとも誰かが何らかの方法でトイレに落ちるよう「誘雷」したものなのか…。現場に残された証拠をもとに,ホレイショたちCSIは雷に隠された真実を追います。
・やーっ,面白かった!やっぱ「科捜研の女」よりも「CSI」の方が好き…。小説になっても面白いドラマは面白かったです。
1時間に2つの事件を捜査する本家「ベガス」に対して,「マイアミ」は日本のドラマと同じく1案件/1時間。全員が一丸となって捜査に取り組みます。スリルとスピードのベガス・チームよりもアットホームな雰囲気。ホレイショが父ちゃん,アレックス(検死)が母ちゃん,デルコ(水中捜査・指紋の分析)が長男といった感じでしょうか。私は近所の優しいおばちゃん・サラス刑事も大好き。
あとは長くなるので追記へ
・物語全体の感想としましては,小説だと映像では読み取りづらい,各人物の思考がトレースできて面白かったです。人物観が深まった。CSIシリーズ随一の過激チーフ・ホレイショの主義主張だとか,デルコの考え事の仕方,カリーのサバイバル術とか。
nチーフがいっつも逮捕する前に容疑者をわざわざ署に呼び出して,「今は証拠がないからしないけど,いつかお前のこと絶対タイホしてやるからな」って喧嘩を売ってから活動開始するのが不思議だったんですけど,今回のことでなんとなーくわかったような気がします。ベガスの変人チーフ・グリッソムとかニューヨークの紳士チーフ・マックがこんなことしないのも頷けた(笑).
・物語中でもわりと最初の方で名前が出てきちゃうのでここで書きますが,落雷事件の陰にひそむ男・シンハルマの怖いことといったら!人間って怖いわー。
医学博士を名乗り,徹底した菜食とセラピーによる健康法を説きつつも,裏では顧客を自分の信者に作り変えるべく合宿と“ビタミン注射”を繰り返し,顧客を洗脳して自分の王国を作るという…。うーむ,どっかで聞いたハナシだなあ。
参考までにWikipediaからの引用を。
カルト(Cult)…「崇拝」,「礼拝」を意味するラテン語
Cultusから派生した言葉で,元来,「儀礼・祭祀」などの宗教的活動を意味していた。1990年代以降のアメリカで,反社会的な宗教団体を指す言葉として使われ始め,一般の宗教団体と区別するために「破壊的カルト」と呼ぶこともある。ヨーロッパでは,一般的な宗教から派生したカルト団体を「セクト」と呼ぶ。
もともとは社会学者さんたちが,道義的にいいとか悪いとかは別にして,非キリスト教的なスタイルをもつ宗教団体を教会勢力と区別するために使っていた言葉だったみたいです。現在では反社会的でアヤしい宗教団体,という意味合いの方が強いですね。
・信教の自由は保障されてしかるべきだけれど,それも常識的な範囲で,という条件つきでのハナシですよね。他人の思考を奪ってまですることではないです。
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